記事で取り上げた人からのお礼が嬉しい

海外在住ライターになる ブログ 岩澤里美

 

自分の記事が掲載された雑誌は、その出版社からいつも郵送してもらって手元にあります。記事で取り上げた人、企業にも「記事が出ました」と知らせるため、私が転送という形で掲載誌を送っています。出版社が、先方へ直接送ってくれることも時々あります。

 

割合的には少ないですが、雑誌ではなく、記事のコピーだけでよいと言われることがあります。先日届いた雑誌の取材先(スイスの企業)もそうでした。そのため、出版社には、今回は1冊だけ送ってもらいました。

 

私のところに掲載誌が届いてすぐ、表紙と私の記事をスキャンして取材先にメールで送りました。すぐに返信メールがきて、とても喜んでいる様子がわかりました。

 

3日後、またメールがきました。できたら掲載誌がほしいというお願いでした。関係者たちに掲載誌をぜひ見せたいからと。

 

それを読んで、ジーンとなりました。

 

自分がいろいろ調べて書いた1ページの記事を、こんなにも喜んでくれる人たちがいるのです。

 

誰に向かって記事を書くかといえば、編集者(雑誌やサイト)でもあるし、読者でもあります。

 

でも、記事に取り上げた人(商品についてでもビジネスについてても、その背景には、やっぱり人がいます)のためにもと、常に思っています。

 

決してお礼を期待してライターを続けているのではありません。でも誰かのために自分ができることをする(書くという技能を使う)、それを積み重ねていくのは意味あることだと感じます。