1本、また1本と記事(原稿)を編集者に提出し終わると、ほっとします。でも、休んではいられません。次の締め切り用原稿にとりかかったり、「こんな面白い話題がありますよ」と新しいネタを選んで、編集者に伝えることもします。
短い記事、長い記事、どれくらいの時間をかけて書いていると思うでしょうか?
内容にもよるし、取材した量にもよりますが、とても短いものだと半日で終わることもあります。ただし、これは、純粋に文章を綴ってまとめてみたという時間です。
タイトルや構成を考えたり、写真の説明をつけたり、幾度か読み直して文章を書き直したりという時間を入れたら、もっと時間がかかります。
書いているうちに、もう少しここが知りたいと情報を足したくなるときもよくあります。とても細かい情報で、こだわらなくてもいいかもしれないと一瞬思っても、やっぱりあったほうがいいと決めたら徹底して調べます。原稿を読んだ編集者から、質問を受けることもあります。
その小さい情報で、記事の質が違ってくるからです。
速報性が重視されるときは、もちろん、早く書き上げることが求められます。
ライターは、調べることをいい加減にしないという習慣を身につけることが必要です。